Serumを推すありがちな記事です。
こんばんは。4PoL10です。
シンセを使った曲をよく書く私ですが、一番良く使うソフトシンセはなんですか?と聞かれたらノータイムでSerumと答えます。
というわけで、
今回はSerum狂信者のわたしが、ネット上に飽和しつつある「Serumを激推しする記事」を書いていきます。
特段、別の方の記事と異なることはないと思いますが、ただひたすらSerumを褒めます。
Serumとの出会い
上の画像はSerum Proと書いてありますが、ただのスキンです。
そもそも、なぜ私がSerumを使い始めたかというお話です。
それは至極単純で、人気だったから。
今も昔(2,3年前)も、Serum買っときゃ間違いないと言われ続けています。
それに踊らされて私も買いました。
きっかけは友人に「お前の曲、音がしょぼいよな」と言われたこと。
これはもう一種のトラウマで、自信を持って聞いてもらった曲が音源によってディスられる悲劇。
あんな悲しみは二度と背負わない、そう誓った4PoL10青年は音源厨に堕ちたのです。
それが2,3年前のお話。
Serumは買いやすいシンセ
ありがたいことにSerumは購入の決断がトップクラスにしやすいシンセです。
なぜか?
まずは、セールをやらないシンセだから。
プラグインを買うことに慣れた方ならわかると思いますが、音源のセールの割引率は半端じゃない。そして、その頻度はまちまち。
いつ来るかわからない最安値に怯えた結果、セール品を見送ることはままあること。
原価1万円超えのXpand2! くんは原価で買ったらおバカと言われ、99%OFFの100円で買った人ももれなく敗北者。(敗北者…?取り消せよ!今の言葉!)
無料配布でもらった人が真の勝者になったのです。
話が少しそれましたが、プラグイン界隈のセールは私達の購買意欲を駆り立てると同時に、踏みとどまらせる大きな要因でもあるのです。
だがしかしBut、Serumがセールらしいセールをやっているところを私は見たことがありません。(私調べです)
これだけ有名で便利なプラグインなのに、セールをやっていないってびっくりですよね。
だから安心していつでも買うことができます。
さらに、SpliceのRent-to-own機能で月額$9.99で使えちゃう!
これはすごい。何がすごいってただのサブスクじゃないところ。
19ヶ月使ったいつの間にか完全に自分のものになってしまうのです。
私のSerumちゃんも2年の月日をかけて落としました。やっと私のものに…
自分と合わない、しばらくDTMができない、となっても支払いを中断すればいいだけなのでお手軽。お試し期間もあるので最高。
支払いを中断しても、19ヶ月のカウントは残るので、払うお金が増えたりはしないのでご安心を。
ほら、ここまでで十分魅力的。
音がいいシンセとの噂
そろそろ性能の話をしましょう。
なんといっても音がいい。よく「粒立ちがいい」なんて言われますけどいまいちピンときませんよね。私もそうでした。
何や粒立ちって洗顔料のCMかいな、とバカにしていました。
しかし、使ってみてわかった「粒立ちめっちゃええやん…」
ザーックリ言うと音がくっきりキラキラしていて華やかなんですね。これは聞いたらわかります。お試しでいいので少し鳴らすだけで体験できると思います。
その「粒立ちのよさ」から楽曲内での存在感は抜群です。リードもベースもお手の物。
パッドやFX系もしっかり華を添えてくれます。
今流行のソリッドな音ってやつでもありますね。
ザ・デジタルって感じの音でかなり冷たい印象の音です。
冷たい印象、ってのも最初はよくわからなかったのですが、別のいろいろなシンセに触れるようになって、シンセのキャラクターもわかるようになりました。
冷たい印象でソリッドな音が出るシンセ、試せばわかると思います。
UIがいいシンセらしいよ?
UIはかなり洗練されてる印象です。
まず、視認性が非常によく、Wavetableシンセの特徴である時系列的な処理を視覚的に表現してくれます。そのため、今、どういう音がどういうパラメータで鳴っているかをリアルタイムに見られるので勉強になります。
これがシンセ初心者の方によくおすすめされている理由の一つですね。
さらに、必要な情報がコンパクトに集約されている点もかなりよいです。
メインの波形を作る画面、FX画面、アサインを統括する画面、ブラウザ画面、などなどそれぞれが別の画面で切り替える方式。
私自身、画面切り替えは必要なパラメータを操作するのに画面切り替えの手間が必要になるのであまり好きではありませんでした。
全部一画面に取りまとめてくれたほうが楽じゃん?って思ってました。
しかし、それはそれで必要情報を探すのに時間がかかったり、マウスの移動量が多くなったりと億劫。
Serumは画面切り替えでありながら、画面を行き来する必要がないような要素のまとめ方や配置をしています。
そのため、画面をあちこち切り替えたり、大きな画面の中から操作したいパラメータを探したりする手間がなく、スムーズに操作することができます。
流行りだからこその情報量
Serumは今をときめくトップシンセです。
そのため、探せばこの記事のようなしょっぱい情報から有益な最新情報までザクザク出てきます。
これもまたSerumのいいところでしょう。
さらに、有償無償のプリセットがゴロゴロ転がっていて、今もなお各所から新しいプリセットがリリースされ続けているのでプリセットを選ぶだけでも十分様々な音が鳴らせてしまいます。
シンセを本格的に学んで使いこなしたい人も、プリセットシンセのようにお手軽に使いたい人も、流行りのシンセに乗っかるという選択肢は非常におすすめです。
自分にとってのSerumの欠点
よく、Serumで複雑な音を鳴らすと重いみたいな記事を見ます。
いやそりゃそうでしょ、どのシンセも大概そうよ。
美味いもの食べたら美味い、ってくらいあたりまえの事を言っています。
処理が重たいことさせたら重たいのは当然です。ここらへんの評価の仕方はいつかもの言いしたいものです。
さて、そんなことはさておき、私のPCスペックはそれなりなので、Serumを重いと感じたことはありません。
自分にとってSerumの弱点は音が強すぎること、です。
前述の通り、Serumの音ははっきりくっきりした冷たいデジタルサウンドです。
バンドサウンドに馴染みづらい。
自分のMix技術の不足や選ぶ音色にもよりますが、生音系とそのまま融合することは少ないです。
アナログ系のコンプやテープエミュでちょっと歪ませたりすると上手くまとまったりしますね。体感ですが。
これくらいです。ほかはめっちゃいい。良すぎちゃうのが欠点なんて罪なシンセです。
おわりに
大好きなSerumきゅんを褒め倒してきました。
Serum買おうかなーと思っているそこのあなたがSerum教(狂)に入信するきっかけとなれば幸いです。
とはいつつ、私はそれほどバリバリにSerumを使いこなしているわけではないので、皆さんのSerumに対する所感や、Mixのコツ、使い方のコツ等、伝授いただければと思います。
それでは、おやすみなさい。